バイクを購入する際、中古を探すのも一つの方法です。新車では購入できないような車種がリーズナブルな価格で販売されていることも珍しくありません。しかしある程度使い込まれている中古バイクは、状態もまちまちです。そこでここでは、中古バイクを購入する際に押さえておきたいポイントについてまとめました。

 

1.中古バイクを購入する際の基本的なポイント

中古バイク購入時の注意点はいろいろとあります。しかしその中でも特に守ってほしい基本的な項目についてみていきます。

 

1-1.実物を絶対に確認すること

今ではインターネットでかなりの情報を入手できます。中古バイクもインターネットで画像などいろいろとチェック可能です。しかしインターネットで見た情報だけで購入しないでください。ほしいバイクをインターネットで見つけても構いません。しかしめぼしいバイクが見つかったら、その車両を提供しているお店に行って実物をその目で確認してください。自分の目でバイクの状態を確認し、フィーリングがどうかチェックしましょう。

 

1-2.価格だけにこだわらない

中古バイクは新車と比較してリーズナブルな価格で販売されているのは魅力です。中古を購入する際に、できるだけ安いものをと思う人もいるでしょう。それも選び方の一つですが、あまり価格にこだわりすぎないでください。特に相場よりも極端に安い価格で売り出されているバイクは要注意です。見た目は問題なくても実は事故車でダメージを抱えている場合もあるからです。

 

2.粗悪品の見分け方

ほとんどの販売店はきちんとした営業をしています。しかし中には悪質なお店も一部あって、粗悪なバイクを知らん顔して売りに出しているところもあるかもしれません。粗悪品を見分ける方法について紹介します。

 

2-1.走行距離の改ざん

中古バイクの選び方として、走行距離があります。走行距離が短ければ、それだけ状態のいい車両である可能性が高いです。そこで業者の中には、走行距離を実際よりも少なく改ざんする場合もあります。実は走行距離の買い残は結構簡単にできます。アナログなら巻き戻せばいいですし、デジタルも書き換えは可能です。もし極端に走行距離の少ないバイクがあれば、点検記録簿を見せてもらうようにお願いしましょう。点検記録簿はごまかせないので、本当の走行距離が書かれています。

 

2-2.エンジンをかけさせてもらえない

気になるバイクを見つけたら、エンジンを始動させてもいいか店員に確認しましょう。もし難色を示したら、そのお店で購入しないほうがいいです。「近隣に迷惑がかかる」「店舗内だから」ともっともらしい理由をつけますが、店舗は購入者が希望する情報はすべて開示しなければなりません。エンジンをかけさせないとその車両の状態がわかりません。その情報を開示しないお店で購入するのは控えたほうがいいです。

 

3.まとめ

中古バイクはリーズナブルな価格で購入できるのは魅力です。しかし状態はピンキリです。ですから中古バイクを購入するなら実物を見て、できる動作確認を行ったうえで状態の良いものを買いましょう。